ハムラ法
ハムラ法と呼ばれるのは3番の治療法に当てはまる方法で、Dr Hamra(Sam T.Hamra,M.D.)が90年代中ごろに発表した手術法です。
このDr HamraはPlastic SurgeryとりわけBlepharoplastyの世界では有名な医師であり、現在でもアメリカのダラスにクリニックがあり実際に治療も行っているようで、Web上にクリニックのホームページもあります。
http://www.drhamra.com/ (英語のみ)
これまで行われていた3.の方法と大きく異なる点は、通常、下まぶたのたるみを改善する手術を行う際は眼の下の飛び出して見える眼窩脂肪の切除を行うのが一般的でした。
(場合によっては剥離するだけで脂肪組織はいじらないこともあります。)
ただし脂肪を取り過ぎてしまうと、術前より下まぶた全体が窪んでしまうため、逆に老け込んだ印象を与えてしまうことになってしまいます。
そこでDr Hamraは脂肪を取り除くのではなく、たるんだ脂肪組織を引っ張ってきて、眼窩脂肪(がんかかえん)の骨膜に糸で固定することによって、切除しないので一定のボリュームを持たせることが可能です。
そのためハリのある状態を長くキープできるように工夫しました。これが新しい点です。
ただし、比較的年齢の若い方の場合は、脂肪を取ってしまったほうが逆にすっきり見えることも多いので、一概にこの方法での手術のほうが効果がいいとはいえず、事実Dr Hamraも年齢が若い人に対しては脂肪を取り除いたほうが治療効果が高いことも指摘しています。
また、剥離する部分が広いので手術時間が長くなり、術後の内出血や腫れなども他の方法に比べるて強くでますので、術後のダウンタイムという点からすると、第1選択にならない場合もあります。
どんなにレーザーやフォトフェイシャルのような光治療や高周波、さらに進化する治療法が出てきても、手術による除しわ術がなくなることはないでしょう。 |